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神職の資格を取ったものの、神職として奉仕させてくれる神社がなく、かろうじて巫女でなら雇ってくれる神社を見つけ、そこで4年間奉仕ししていました。
今は普通の仕事をしていますが、当時を振り返り注目度が高い?巫女の実情を嘘偽りなくお話します。
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巫女の仕事の一環として、結婚式でのご奉仕があります。
私がいた神社では神殿での結婚式は行っていませんでしたが、近くのホテルでの結婚式に出張していました。
かつてはバイトの巫女さんと本職の神主さんで奉仕していました。たま~に本職の巫女が行くこともありましたが(バイトの巫女さんが少ない日とか)、基本はバイトさんが多く行っていたので私も結婚式奉仕の手順はバイトさんに教わっていました。
しかし宮司さんが交代してから、「結婚式なんだからバイトじゃなくて本職にやらせた方がいいだろ」という意見が出て本職がやるようになりました。
個人的に披露宴などではなく結婚式に出席したことは1度もないのですが、人様の結婚式に参加していたわけで、結構面白かったです。だいたいが笑いを誘う物が多かったのですが、その原因の殆どは新郎さんにありました。
新郎さんはだいたい3つの人種に分かれます。
①堂々としていてごく淡々と式をこなす方。
これは奉仕する側としても非常に楽です。作法が間違ってたりはしますが、どうせ参加者には間違いなど分からないですし、動きを止めたりせずに進んで行ってくれるので困りません。
②結婚が嬉しくてニッコニッコしている人。
見てて噴出しそうになるくらい、ニッコニッコしています。もう嬉しくってしょうがないみたいで。「俺は今世界で1番の幸せ者だ!!」みたいにニッコニッコしてます。
この手の人は笑いを堪えるのが辛いだけで、何ら支障がないです。
ただ、こういう人の新婦さんは結構冷静というか、無表情にしている人が多いような? 新郎の状態に関わらず、殆どの新婦さんは衣装が重くて苦しいからか、嬉しそうな表情の人はあまり見かけません。超淡々と式をこなしていきます。
旦那だけ浮かれているように見える。
③どうしようもないくらい緊張しまくっている人。
結婚式のスピーチで固まる人も多いのですが、新郎さんの硬直具合もなかなかの物。同じ側の手足が一緒に出るのは勿論、誓詞奉読で読み間違えるし声が出ない、声が震える。そもそも誓詞を開くのもままならない。
扇子を置き忘れる………等色々やります。
その為時間がかかってしまうので、次の式が迫っているような時は困るのです。介添さんもチラチラ時計を確認するほど。
そんな状態を打破するのは、冷静沈着な新婦さんです。
誓詞を広げられない新郎の変わりに広げて新郎に持たせ、読めないと察すれば横で小声で読み方を指示。
1度だけ「もうコイツには読めない」と判断した新婦が、誓詞を読み上げたことがありました。
だいたい新郎が緊張する夫婦は、「ああ、間違いなく尻に敷かれるんだろうなあ」と思わせる感じの夫婦が多かったです。
そして新郎側の両親は「ああ、我が息子ながらどんだけ心臓小さいんだか………」と恥ずかしげに俯く傾向がありました。息子の裏返った声を聞きながら。
そして新郎親族、新婦側参列者共に笑いを堪える。
結婚式奉仕するたびに、やっぱりここぞと言うときに男は駄目なんだなと思いました。女性の方が遥かに堂々としているのは何ででしょうね?
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私がいた神社では神殿での結婚式は行っていませんでしたが、近くのホテルでの結婚式に出張していました。
かつてはバイトの巫女さんと本職の神主さんで奉仕していました。たま~に本職の巫女が行くこともありましたが(バイトの巫女さんが少ない日とか)、基本はバイトさんが多く行っていたので私も結婚式奉仕の手順はバイトさんに教わっていました。
しかし宮司さんが交代してから、「結婚式なんだからバイトじゃなくて本職にやらせた方がいいだろ」という意見が出て本職がやるようになりました。
個人的に披露宴などではなく結婚式に出席したことは1度もないのですが、人様の結婚式に参加していたわけで、結構面白かったです。だいたいが笑いを誘う物が多かったのですが、その原因の殆どは新郎さんにありました。
新郎さんはだいたい3つの人種に分かれます。
①堂々としていてごく淡々と式をこなす方。
これは奉仕する側としても非常に楽です。作法が間違ってたりはしますが、どうせ参加者には間違いなど分からないですし、動きを止めたりせずに進んで行ってくれるので困りません。
②結婚が嬉しくてニッコニッコしている人。
見てて噴出しそうになるくらい、ニッコニッコしています。もう嬉しくってしょうがないみたいで。「俺は今世界で1番の幸せ者だ!!」みたいにニッコニッコしてます。
この手の人は笑いを堪えるのが辛いだけで、何ら支障がないです。
ただ、こういう人の新婦さんは結構冷静というか、無表情にしている人が多いような? 新郎の状態に関わらず、殆どの新婦さんは衣装が重くて苦しいからか、嬉しそうな表情の人はあまり見かけません。超淡々と式をこなしていきます。
旦那だけ浮かれているように見える。
③どうしようもないくらい緊張しまくっている人。
結婚式のスピーチで固まる人も多いのですが、新郎さんの硬直具合もなかなかの物。同じ側の手足が一緒に出るのは勿論、誓詞奉読で読み間違えるし声が出ない、声が震える。そもそも誓詞を開くのもままならない。
扇子を置き忘れる………等色々やります。
その為時間がかかってしまうので、次の式が迫っているような時は困るのです。介添さんもチラチラ時計を確認するほど。
そんな状態を打破するのは、冷静沈着な新婦さんです。
誓詞を広げられない新郎の変わりに広げて新郎に持たせ、読めないと察すれば横で小声で読み方を指示。
1度だけ「もうコイツには読めない」と判断した新婦が、誓詞を読み上げたことがありました。
だいたい新郎が緊張する夫婦は、「ああ、間違いなく尻に敷かれるんだろうなあ」と思わせる感じの夫婦が多かったです。
そして新郎側の両親は「ああ、我が息子ながらどんだけ心臓小さいんだか………」と恥ずかしげに俯く傾向がありました。息子の裏返った声を聞きながら。
そして新郎親族、新婦側参列者共に笑いを堪える。
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