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瑞穂
性別:
女性
自己紹介:
4年間巫女として奉仕していましたが、今は普通の仕事しています。
巫女の実情について色々書いていきますが、現実を知って幻滅したくない方は読まないようにして下さい。
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神職の資格を取ったものの、神職として奉仕させてくれる神社がなく、かろうじて巫女でなら雇ってくれる神社を見つけ、そこで4年間奉仕ししていました。 今は普通の仕事をしていますが、当時を振り返り注目度が高い?巫女の実情を嘘偽りなくお話します。
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 夏になると昔ほどではありませんが、必ずと言ってイイほど心霊特集的な番組が放送されます。で、心霊写真が撮れたのなんのいう話が出たり、気安く神社やお寺でお焚き上げしてもらいましょうとかテロップで出たりします。
 しかし、平成の世ではそう簡単にお焚き上げというわけにはいきません。自治体によって対応が違うと思うのですが、お焚き上げはいつでも何でも燃やして良い、というものではありません。曜日や時間が決まっていたり、都会だと近所からの苦情の為出来ないこともしばしばです。
 あと燃やせる場合でもあくまで神事に関するもので、燃やせるもののみとなっています。これをちゃんと守らないと自治体からお焚き上げの許可が取り消される………という事態になります。
 お焚き上げ用の納め所にはなんでもかんでも置いていく方もいますが、その場合は燃やせない物はそのまま事業ゴミとして処分されております。燃やしていないのよ。

 神事に関するもので燃やせるものというのは、木製や紙製のお札、ビニール製ではないお守り、破魔矢、熊手等。瀬戸物の縁起物の置物やなんかは駄目です。意外にみなさんが捨てるきになれないらしいのが、お守りなんかを入れている紙袋。あれは御霊が入っているわけでもなんでもないタダの紙なので、自宅で処分して良いものです。

 神社やお寺によっては自分の所で授けたものしか受け取らない所も結構あります。特に小さい所が多いかな?
 お焚き上げも量が多いとかなり金額的にも負担になるので、小さいな神社さんでは他所のまで受け入れられないのです。大きい所なら他所のでも受け入れてくれますが、その分しっかりその場で分別して受け取っているようです。
 特にそもそも別の宗教であるお寺もお札やお守りは返されますので、お間違いのないように………

 で、心霊写真ですが、神事には関係ないのでお焚き上げ不可能です。どうしても気になる方はお払いを受けてから処分して下さい。お人形なんかも受け入れ不可ですので。

 たま~に、高温焼却出来る焼却機を持っている神社さんもあって、そういう場合はなんでも燃やせるらしいですが、私はまだ実物にお目にかかった事がないです。
 その他、最終的には事業ゴミにせざるをえないものの、きっちりお払いをして処分してくれる所もあるそうです。気になる方は探してみて下さい。

 しかし科学が進歩したせいか、携帯のカメラで霊が撮れた!って来る方も少なくなかったです。いや、気のせいでしょ? 何も映っていないと思うけど………というのが多いんですが。 
 削除すればいいじゃん、と思った巫女でした。

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 うちの神社では祈祷申込は普段は巫女が書いていた。口頭で住所や名前を聞いて、それを所定の用紙に書いていたのだ。今考えると個人情報をそのまま言っていたのだから、少々問題のある方式だったかも知れない。
 何でそんな方式だったのかと言うと、申込書がそのまま祝詞奏上で使われるので、はっきりした読みやすい字で書かないと困るからでした。ついでにお札もこの用紙を見ながら書くわけですし。
 で、口頭で伝える際に間違って答える人が結構いました。
 どういう字なのかを聞いたら「リッシン偏です(快、怪につく偏です)」というので書いたら「違うよそれじゃなくてリッシン偏だってば!」というので本人に書いて貰ったら、禾偏でした。私が馬鹿みたいに思われてもいやなので、さりげなさを装って「ああ、禾偏ですね~」って言ってやりました。
 それで向こうは「え! これリッシン偏じゃないの!?」って言ってました。黙っていても良かったけど、これは間違えると結構恥ずかしいよな、って思ったので指摘してみた。
 こういうのはまあ良いんですが、問題は口頭で説明出来ないし、書くことも出来ない人。お宮参りのお父さんお母さんにありがち。気合入れて難しい名前付けたら、親が書けないという非常に情けない例です。
 難しいって言ったって「櫻子」とか「虎徹」とかなんですが、書けないし口でも言えないって………。1番困るのは間違って書く人。
 で、祈祷の後に名前が読み間違えられたとか、お札の字が違う!って言いに来る。で、申込書を見てみたら、そもそも向こうが間違って書いていた、と。
 大声で怒鳴って周囲の注目を集めた挙句、自分達が間違っていたというもっとも恥ずかしい結末に。申込書はよく見て書きましょう。
 
 忙しくなるとこちらで書くのは無理なくらい件数があるので、向こうに書いてもらうようになります。この際に問題になるのは字の汚さ。丁寧に書いて下さいと言っているのに、見事なまでに読めない字で書いてくれます。特に会社のおじさんに多いような。
 この場合はほとんどこっちで書き直しになります。
 部分的に書き直せば済む人もいますが、まるまるこっちで書き直しになると結構痛いです。
 中には毎年来ている常連の会社の人で、こちらの申込書のフォーマット作って入力して印刷して持ってきて下さる、うちの神社マスターな方もいます。こっちとしても楽だし、向こうの方にとっても申込が早く済んで良いです。

 パソコンばっかりやっているから、字が汚いし書けないのかな………

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 巫女の仕事として最も認知されていそうな舞。
 綺麗に着飾りひらひらした着物で舞うアレです。大きい神社なんかだとテレビのニュースで舞の奉納が映ったりします。
 舞にも色々種類がありまして、それぞれ装束も違います。同じ舞でも1人、2人、4人と人数にもバリエーションがある。4人になると大きい所じゃないと人手が足りませんので、1人か2人になります。
 舞うときには榊や鈴、扇を持っています。
 残念ながら私は榊以外は持ったことがないですが。

 舞用の装束も本格的な物になると1着100万円くらいしするものもありますが、こういうのはよっぽど大きな神社でないと持ってないでしょう。十二単みたいなものなので、1人では着られませんし、着たが最後そうそう脱ぐことも出来ないので、着用前にトイレを済ませるのは鉄則です。
 ちなみに私が着ていた舞い用の千早は高いのでも数万円くらいでした。真っ白いだけで模様はありません。
 袴も舞用の緋袴は数万円だったので、一揃い全部合計しても10万円以下でした。1人で着れます。千早は構造的に羽織みたいなものなので、着用には1分もかからない。
 その為舞が終ったら即行で脱ぎ捨てて、御神酒所や授与所へ駆けて行くことになります。人手がないので。
 舞姫だからと言って舞だけするのではなく、祭典直前まで何かしていて、終ると同時に次の仕事へと駆けて行く、結構慌しい役目でした。舞のみでお手伝いに行った場合はそうでもなかったけど(お客さん待遇だったからでしょう)。

 1人で舞うなら問題なかったのに、2人舞が多かった為に私が困ったこと。それは身長。
 私の身長が172センチであるのに対し、他の巫女さんたちは150台後半だった為、どうしても身長差が目立ってしまい困りました。動きが揃えば揃うほど目立つのです。努力で縮むわけもないので、何とか目立たなくなるように立ち位置をズラしたりしながらやってました。
 最も差があったのは後輩の子で、153センチ。ほぼ20センチ差でした。よりによって1番差のあるコンビにしなくても………
 まあ課長が決めたんだからいいけど、と祭典で舞ったら宮司さんに、

「あれは差がありすぎるだろ。2人しかいないわけじゃないんだから、もうちょっとバランスの取れた組み合わせにしなさい」

 と言われたようです。そうですよねー。
 まあ近いと言っても162なんですが。
 160前後が1番ツブシの効く身長みたいですね。大きすぎても小さすぎても困ることになります。

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