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プロフィール
HN:
瑞穂
性別:
女性
自己紹介:
4年間巫女として奉仕していましたが、今は普通の仕事しています。
巫女の実情について色々書いていきますが、現実を知って幻滅したくない方は読まないようにして下さい。
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神職の資格を取ったものの、神職として奉仕させてくれる神社がなく、かろうじて巫女でなら雇ってくれる神社を見つけ、そこで4年間奉仕ししていました。 今は普通の仕事をしていますが、当時を振り返り注目度が高い?巫女の実情を嘘偽りなくお話します。
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 神社に勤めていても、忘年会などで飲み会をやることが年4回くらいあります。忘年会、新人歓迎会、送別会とあと何かでだいたい4回くらいでした。
 うちの神社は飲み会代を神社が負担してくれる、という素敵な制度はなかったので、自腹でした。それは別にいいのですが、幹部クラスから下っ端まで全員同じ金額というのに少なからず驚きました。
 幹部クラス(って言っても課長だけど)の人と下っ端の巫女や神主だと、月収10万以上の差があるんですが、それなのに同じ額?
 しかも送別会なんかだといなくなる人への記念品と飲み代がかかるとはいえ、毎回6000円は高いのじゃないか? 辞める人なんて毎回2~3人程度なのに。
 もうちょっと収入によって考えてくれてもいいと思いました。
 私も月収15万行くかどうかというレベルでしたが、自宅から通っていた為6000円なら楽ではないまでも払うことが出来ました。問題は私と大差ない収入で一人暮らししている神主&巫女。
 みなさんギリギリの期日に払っていたなあと思い出されます。
 
 で、やって当たり前とは言いませんが、課長クラス以上の人ってだいたい酒肴料とか出しませんか?
 宮司さんは毎回出してくれていたのですが、その以下の幹部クラスの人は誰1人、1度も出したことがありませんでした。そこまで生活苦しいとは到底思えないのですが、ケチだなーって思いました。マンション買ったから大変なんだ!とか仕事中にことあるごとに言ってましたが、なら買わなきゃいいのに………
 ちなみに他の神社でも勤めていた経験のある先輩が、「ここの神主さんの課長クラスってみんなケチだよねー。酒肴料全く出さないってありえないよ………」と驚いてましたから。
 恐らくその課長クラスも、自分達が下っ端の時に上の人がそういうことをしてくれた、して貰った経験がないからやらないんだろうなあと思います。他所で勤めた経験ないから、この神社での経験で物事測っているのでしょう。

 今もそんなんだと思うので、きっと今もケチなんだろうなあ。

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 私のいた神社には常時6名前後の正社員巫女がおりました。この約6名はキャラも体型も全然被らない面々でした。正直背格好が大幅に違う人ばっかりというのは、舞を舞う事を考えるとそう良いことでもないんですが、舞う機会が少ないせいか採用の時の判断基準にはなりません。
 むしろしっかり仕事してくれる結構な人が望ましいです(体力は最重要事項)。
 そんな面々の背格好はこちら。

 私:身長約172センチ、体重57キロ。面長な所為か実際よりも大きく見えるらしい。背筋伸ばしてるから余計に? 色は白いです。髪は自前でした。

 Aさん:身長162センチ。丸顔で髪は自前。体型は普通かやや細身。色白。

 H先輩:身長155くらい。細身。髪は結べる長さだけど付け毛使用。

 F先輩:身長156くらい、かなり太め。80キロくらいありそうに見えた。色白。Fカップ。付け毛使用。

 C先輩:身長160くらい、普通体型。天然パーマで付け毛使用、色黒。

 B先輩:身長157センチ、ぽっちゃり体型。ストレートパーマ使用、付け毛使用。

 後輩K:身長163センチ、痩せ型。付け毛使用。超猫背で顎がしゃくれている。

 U先輩:身長150センチ。普通体型。色黒。髪は自前。

 後輩L:身長154センチ。普通体型。付け毛使用。

 後輩S:身長155センチ。ぽっちゃり。付け毛使用。

 後輩P:身長152センチ、ぽっちゃり。付け毛使用。
 
 見ての通り私が抜きん出て高いですね。160台の人もいたのですが、私が舞を舞うようになる前に辞めたりしていたので、結果として150台の人しかいない状態でした。下っ端同士ではあまり組ませてない傾向があったので、余計に小さい先輩と組むハメに。
 それよろも困ったのが短い袴しかなかったことですね。
 白衣はちょっとやそっと太っても痩せても着られるのですが、袴は横幅はいいけど長さの誤魔化しがきかないのです。短いとなるとどうしようもない。それでも腰の高さで穿いて暫く凌いでいました。しかし舞用の高い袴は買ってもらえず、最後まで短いのを腰の高さで穿いていました。まあ千早着れば分からないからいいけど。

 そして地毛率は低いです。腰まで伸ばすのにも時間がかかるので、辞めるまでに間に合わないこともしばしば。
 体型は普通とぽっちゃりが混在してます。着物はふくよかな方が似合うのは確かです。細い人が着ると、すんごい貧相に見えますから。私の場合は青白い上に面長で、肺でも病んでいそうと評判でした………

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 巫女の仕事の一環として、結婚式でのご奉仕があります。
 私がいた神社では神殿での結婚式は行っていませんでしたが、近くのホテルでの結婚式に出張していました。
 かつてはバイトの巫女さんと本職の神主さんで奉仕していました。たま~に本職の巫女が行くこともありましたが(バイトの巫女さんが少ない日とか)、基本はバイトさんが多く行っていたので私も結婚式奉仕の手順はバイトさんに教わっていました。
 しかし宮司さんが交代してから、「結婚式なんだからバイトじゃなくて本職にやらせた方がいいだろ」という意見が出て本職がやるようになりました。
 
 個人的に披露宴などではなく結婚式に出席したことは1度もないのですが、人様の結婚式に参加していたわけで、結構面白かったです。だいたいが笑いを誘う物が多かったのですが、その原因の殆どは新郎さんにありました。
 新郎さんはだいたい3つの人種に分かれます。

①堂々としていてごく淡々と式をこなす方。
 
 これは奉仕する側としても非常に楽です。作法が間違ってたりはしますが、どうせ参加者には間違いなど分からないですし、動きを止めたりせずに進んで行ってくれるので困りません。

②結婚が嬉しくてニッコニッコしている人。

 見てて噴出しそうになるくらい、ニッコニッコしています。もう嬉しくってしょうがないみたいで。「俺は今世界で1番の幸せ者だ!!」みたいにニッコニッコしてます。
 この手の人は笑いを堪えるのが辛いだけで、何ら支障がないです。
 ただ、こういう人の新婦さんは結構冷静というか、無表情にしている人が多いような? 新郎の状態に関わらず、殆どの新婦さんは衣装が重くて苦しいからか、嬉しそうな表情の人はあまり見かけません。超淡々と式をこなしていきます。
 旦那だけ浮かれているように見える。

③どうしようもないくらい緊張しまくっている人。

 結婚式のスピーチで固まる人も多いのですが、新郎さんの硬直具合もなかなかの物。同じ側の手足が一緒に出るのは勿論、誓詞奉読で読み間違えるし声が出ない、声が震える。そもそも誓詞を開くのもままならない。
 扇子を置き忘れる………等色々やります。
 その為時間がかかってしまうので、次の式が迫っているような時は困るのです。介添さんもチラチラ時計を確認するほど。
 そんな状態を打破するのは、冷静沈着な新婦さんです。
 誓詞を広げられない新郎の変わりに広げて新郎に持たせ、読めないと察すれば横で小声で読み方を指示。
 1度だけ「もうコイツには読めない」と判断した新婦が、誓詞を読み上げたことがありました。
 
 だいたい新郎が緊張する夫婦は、「ああ、間違いなく尻に敷かれるんだろうなあ」と思わせる感じの夫婦が多かったです。
 そして新郎側の両親は「ああ、我が息子ながらどんだけ心臓小さいんだか………」と恥ずかしげに俯く傾向がありました。息子の裏返った声を聞きながら。
 そして新郎親族、新婦側参列者共に笑いを堪える。

 結婚式奉仕するたびに、やっぱりここぞと言うときに男は駄目なんだなと思いました。女性の方が遥かに堂々としているのは何ででしょうね?

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 この話は私の中ではかなり怖い話となっています。恐怖話としてどこかに投稿したいくらいでした。誰かに聞いて欲しいけど友達にこんな話は出来ないなあっていう内容なのですが、ここでなら書けそうです。

 私が入社して1年目の秋。入社前からいた巫女さん達が微妙な人間関係だったのです。1人だけ浮いていたというか、あからさまではないものの仲間はずれのような扱いだったのがC先輩でした。かつてどういう経緯があったのかは分かりませんが、耳に入った評判は

「神主さんの前ではいい子ぶったり、矢鱈ヤル気見せるんだけど、巫女相手だと適当にしか仕事しない」

「仕事が遅くてしょうがないし、やりたい仕事とそうでない仕事を選ぶ」

等良くない話ばかり。
 私が見る限りそういう風にも見えなかったのですが、他の巫女さんと良い関係を気付けていないせいか、出来ない仕事が結構多かったです。聞きに行っても

「ごめん、分からないから先輩に聞いてくれる?」

という事ばかり。一応新人教育係だった先輩なのですが、中級以上の仕事はまともに教えられない状態でした。教えて貰えなかったし、聞きに行く勇気もなかったのでしょう。で、私が聞きに行った後に、

「どうだった? どうやるの? どこにあるの?」

って聞きに来る始末。
 とうとう先輩達にも「1年目の後輩に教わるやつがいるか!」と思われていたようです。自分で聞きに来いよ、と。
 更に細かい資料を作るのが好きらしく、ある日

「今日からその日にやった仕事を書き出してもらおうと思うの。帰りにこれを提出して下さい」

と用紙を渡され(自分で作ったらしい)たのですが、まあ普通の日はいいとして繁忙期にまでこれを書けと言うのです。
 七五三の忙しい時期、18時過ぎまで殆ど休憩もなく働いています。なのに。17時頃に

「瑞穂さん、今日の仕事内容は書けました?」

とか言ってくる………。悪い人じゃないけどちょ~っとズレてる人でした。で、無理矢理「今書いて下さい」とか言われ、大急ぎで書いている所に他の先輩が通りかかり、

「瑞穂さん、何やってるの?」

「いや、C先輩に言われて今日の仕事内容を………」

「はぁ? そんなヒマあるわけねーだろー!? 何考えてんだよもおぉぉぉ、やることが他にもあるっちゅーねん! 瑞穂、それ書かなくていいから! 他の事やって!」

 となりました。他の先輩に文句を言われ、しぶしぶC先輩は繁忙期の土日は書かずに翌日以降提出ということになったのですが、繁忙期も本格化してくると平日でもかなり忙しい。で、最終的には「そんなのいらんだろ」と廃止になりました。

 そんなC先輩の身に恐怖の出来事が降りかかったのは、秋の新嘗祭の日でした。大祭ということもあり来賓の方も多く、接待の用意も細々した物の準備等非常に忙しいものでした。
 数日前から用意するものは用意し始めるのですが、接待準備担当になったC先輩の段取りは、決して良い物ではありませんでした。記念品担当だった私がチラチラ覗いていても、これって当日大丈夫なのかな?と不安になるくらいでした。
 1年目の私に不安を与えるくらいですから、勿論当日スムーズに行く訳もなく、途中で小皿が足りなくなり課長が急いで取りに行ったり、オードブルの準備に手間取り急遽他の先輩がやったり等色々ありました。

 そして、恐怖の魔女裁判は仕事が終った後に開廷しました。
 
 18時頃、更衣室でみんなが疲れた顔して着替える。
 ああ、今日はさっさと帰って寝よう、などと考えてパシパシ着替えていると、1番早く終ったのがC先輩。さっと鞄を持ち、入り口に駆け寄り、

「お先に失礼します」

 と言って帰ろうと扉に向き直ろうとした瞬間、トップの巫女さんの鋭い声が飛びました。

「Cさん、Lさんにお礼とお詫びは言いました? 用意が間に合わなくて手伝ってもらったんですよね!?」

 私の真横にいた同期のAさんと共に、まるで自分が叱責されたかのように動きを止めた。室内の空気が一気に張り詰めたものとなる。先輩達全員の視線はまっすぐにCさんを貫いていた。

「あ………」

 意味のない声を漏らし、慌ててCさんはLさんにお礼とお詫びを言うが、それに答えるLさんの声は冷たかった。

「私、何日も前から準備は大丈夫か、ちゃんと確認してるのか聞きましたよね? 大丈夫って言ってましたけど全然出来てないじゃないですか。課長が小皿を取りに行ったりとかありえないですよね?」

 Cさんはペコペコと謝り、室内に沈黙が訪れる。
 で、私の横で着替え終わったものの出るに出られないAさんが、チラリと私に視線を寄越した。
 うん、分かるよ。急いで着替えて、私も視線でサインを送る。一人じゃ出られないけど、二人でなら………!!
 そそくさと扉に近寄り、

『お先に失礼します!』

 と、声をハモらせて大急ぎで外へと逃げ出す。幸いにも私達には特に叱責はなかったのだが、その私達に便乗しようとC先輩が後に続こうと試みた。

「ちょっと! 話はまだ終ってませんよ!!!」

 先輩の怒声が響き、C先輩は脱出に失敗した。ゆっくりと閉じる扉の向こうに、先輩達の姿も声も消えていった。で、後ろも振り向かず全力疾走で玄関へと駆ける私とAさん。社務所ですれ違う神主さんへの挨拶もそこそこに逃げていった。

 神社の外へと出て、周囲に人がいないのを確認してからやっと私達は口を開いた。

「今のは何だったんだろ………、C先輩大丈夫かなあ」

「大丈夫なわけないよね。説教というより公開処刑とか魔女裁判みたいな感じだったし」

「うん、リンチみたいに多勢に無勢だったもんね。私達じゃどうにも出来ないし」

「ま、先輩達だって疲れているだろうし、1時間もすれば終るでしょ!」


 そんな考えは甘かった。翌日に当直だった神主さんによると、

「22時頃にさー、社務所の見回りしたら更衣室前の廊下の電気がまだ点いててさ、しかも人の声がするんだよ。誰か残ってるのか?ってノックしたらさ、1年目以外の巫女が全員いたんだよ! で、Cに説教だかなんだかしてた。もう遅いから帰れって行ったんだけど、マジびびった」

 その話を聞いて、1年目コンビが震え上がったのは言うまでもありません。1対6くらいで長々と4時間もかけてどんな恐ろしい行為が行われていたのか、想像するだけで背筋が凍ります。

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 神社のお祭りなどでたま~に見られる、舞姫。白い千早だけの場合もあれば、十二単並みの重装備で煌びやかな装束の場合もあります。一見優雅で美しく見せているのですが、私の場合はまさに白鳥の如く見えない部分でジタバタしておりました。
 祭典の日、私がどのように過ごしていたのかを時系列に追って見ましょう。

7時に出社・まずはジャージに着替え、祭典参列者用の椅子を並べて拭いたり等の掃除をする。

9時頃・とりあえず巫女の標準装備である白衣と袴になる。そう汚れない程度の仕事をする。

10時・巫女の舞用千早を着て髪飾りを付ける。そのまま手水係を勤め(自分達はセルフサービスでやる)神殿へ参進。

10時半過ぎ?・舞を舞う。終ったら自座へ戻らずにそのまま社務所へ直行、速効で千早と飾りをかなぐり捨てて記念品テントへダッシュ。

11時頃・記念品受け渡しテントで先ほどまで舞を舞っていたとは誰にも気付かれないまま、受け渡し要員。

11時半・ジャージに着替えて祭典の片付け。

 ジャージでうろついたり舞姫になったり、とかなり極端な格好で1日を過ごします。やっている側としては慌しいばかりでちっとも有難くないのが祭典だったりします。
 
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