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神職の資格を取ったものの、神職として奉仕させてくれる神社がなく、かろうじて巫女でなら雇ってくれる神社を見つけ、そこで4年間奉仕ししていました。
今は普通の仕事をしていますが、当時を振り返り注目度が高い?巫女の実情を嘘偽りなくお話します。
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神社と言うか神道は血の穢れを嫌います。なので出産後は参拝を控えますし(純粋に母体の為でもあるらしい)、生理中は参拝しないと言います。
昔はそうだった。じゃあ今でも巫女は生理中は神社に入らないのか?
いいえ、普通に仕事しています。神社によるのでしょうが、ウチの神社は生理中だろうが何だろうが、いつもと変わらず仕事します。
神殿に入らないようにするとか、舞奉仕はしない、ということはなく、完全に何時どおり。
人数が10人もいないので、生理だから………なんて休まれたら回らないのもあると思いますが、全く気にされません。中には生理痛が重い人もいるのでそっちは気にしてやれよ、と思ったりします。
私の場合、生理痛になったことが1度もないので、面倒なだけで特別奉仕に問題はありません。血が漏れないかは気になりますが、生理かどうか関係なく常にスパッツを穿いているので結構安心。
2~3回、先輩が「ぎゃー、白衣に血がッ!!」と慌てて着替えに行ったのを見ましたが、それくらいです。
でも多い日は舞の練習はしませんでしたね。私は痛くないかわりに量が多い傾向があったので(夜用も3時間で交換)、足を開いたりする舞の動きは怖くて出来ませんでした。練習室の畳に血痕が付いても困るし。
現代においては殆どの神社では生理中でも変わらずお勤めしている巫女さんが多いと思います。
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昔はそうだった。じゃあ今でも巫女は生理中は神社に入らないのか?
いいえ、普通に仕事しています。神社によるのでしょうが、ウチの神社は生理中だろうが何だろうが、いつもと変わらず仕事します。
神殿に入らないようにするとか、舞奉仕はしない、ということはなく、完全に何時どおり。
人数が10人もいないので、生理だから………なんて休まれたら回らないのもあると思いますが、全く気にされません。中には生理痛が重い人もいるのでそっちは気にしてやれよ、と思ったりします。
私の場合、生理痛になったことが1度もないので、面倒なだけで特別奉仕に問題はありません。血が漏れないかは気になりますが、生理かどうか関係なく常にスパッツを穿いているので結構安心。
2~3回、先輩が「ぎゃー、白衣に血がッ!!」と慌てて着替えに行ったのを見ましたが、それくらいです。
でも多い日は舞の練習はしませんでしたね。私は痛くないかわりに量が多い傾向があったので(夜用も3時間で交換)、足を開いたりする舞の動きは怖くて出来ませんでした。練習室の畳に血痕が付いても困るし。
現代においては殆どの神社では生理中でも変わらずお勤めしている巫女さんが多いと思います。
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色々な技能を持っていたAさん。結局1年で退職しました。
先輩に妬まれてやり難かったのが半分、残り半分はやっぱり神職になりたい!!っていうのが多かったようです。巫女では物足りなかったんでしょう。
せっかく大学に入って資格取ったのに、祈祷も出来ないし、祝詞を書くこともない。
頑張った4年間は何だったのか………と思うのも当然でしょうか。
あとは講習会に行けなかったのが問題だったようです。
卒業時に貰える資格は正階ですが、規定の講習会に行けば明階に昇格できます。これは卒業後5年以内に必要な講習会に出席しないといけません。
1年目では1度も講習会に行かせてもらえなかった(神職さん優先だから)ことに危機感を覚えたのもあるようです。
有給使って(というか希望休)自腹で講習費出してでも行きたかったようですが、神社に認めてもらえなくて殆ど行けず。
Aさんはあらゆる伝を頼り、小さい神社ですが奉職先を見つけて退職と同時に神主さんになりました。
今でも何処かで神主さんしているのかも知れません。
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先輩に妬まれてやり難かったのが半分、残り半分はやっぱり神職になりたい!!っていうのが多かったようです。巫女では物足りなかったんでしょう。
せっかく大学に入って資格取ったのに、祈祷も出来ないし、祝詞を書くこともない。
頑張った4年間は何だったのか………と思うのも当然でしょうか。
あとは講習会に行けなかったのが問題だったようです。
卒業時に貰える資格は正階ですが、規定の講習会に行けば明階に昇格できます。これは卒業後5年以内に必要な講習会に出席しないといけません。
1年目では1度も講習会に行かせてもらえなかった(神職さん優先だから)ことに危機感を覚えたのもあるようです。
有給使って(というか希望休)自腹で講習費出してでも行きたかったようですが、神社に認めてもらえなくて殆ど行けず。
Aさんはあらゆる伝を頼り、小さい神社ですが奉職先を見つけて退職と同時に神主さんになりました。
今でも何処かで神主さんしているのかも知れません。
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私が見た巫女さんの退職。自分を含めて全部で5人。
トップバッターは私。ごく普通の辞め方です。
うちの神社の場合、毎年秋口になると巫女全員が面談を受けます。何をするのかというと、「来年も続ける?よね?」と確認するのです。
今思うと正社員なのに何でそんな派遣社員か何かのような面談をしていたのでしょう。きっと皆が数年で辞めて行くので、毎年確認していたのでしょうか。
私は4年間巫女として奉仕していました。定年は30歳までで、入社する際は定年まで勤められたらいいなあと思っていましたが、入ってすぐに先輩達の人格に問題を認め、夏頃は本気で辞めようかと思ったりしましたが、それも落ち着いてもう少し続けてみようと思いました。
しかし、収入の面や労働環境にも少々問題があり、30まではやっていられないなあ、と1年目の終盤には考え始めていました。
給料の昇給率等を計算した所、30まで続けたとしても手取りで300万に満たない事に気付いてしまったのが大きな原因だったかも知れません。
1年目は賞与が半分しかないので2年目を見てみると、手取り約240万。30での手取りの推定が約270~280万………。退職金が上乗せされるとはいえ、30にもなってその額はちょっと………と考えてしまいます。
それに30になったからと放り出されても再就職が難しいだろうと考えてしまうし、20代半ばじゃないと大した経験もない状態で転職は難しいだろうと思いました。
なので25か26歳で辞めようと1年目か2年目辺りには決めていました。
最初は25歳で辞めようと思っていましたが、Aさんを矢鱈と妬んでいた先輩Bさんが派手な騒動を引き起こし派手な辞めかたをした為(いずれ書きます)、その騒動の只中では「辞めさせてくれ」などと言えるはずもなく、ずるずると4年目に突入してしまいました。
出来るだけ残る人に負担の少ないタイミングを考えていました。4年目で辞めるのがいい時期だったのです。
翌年以降にすると他の先輩や後輩と同時になりそうだし、何より私がトップの巫女になりかねないのもイヤでした。後輩が非常に仕事の出来ない子で、いっそいない方が仕事減るんじゃない?というレベル。その子と2人残されてそこに新人が………というのは絶対に避けたかった。
それで秋口ではなくて春には退職の意思を伝えて認められていました。そのまま安穏と退職できるはずでしたが、冬の初めになって退職予定ではなかった先輩が退職を希望した為、多少揉めました。
先輩はどういうわけか神主さんに冷遇されており、周囲に他の職員やバイトさんがいる中大声で叱責されたり、仕事中に呼び出されては3時間くらい因縁つけられて説教されていました。
退職すると言った前日にも派手に怒鳴られていたので、おそらくいい加減我慢できなくなったのだと思います。世に言うパワハラでした。辛く当たられたからって辞めるのは意志が弱いとか軟弱だと言う人もいるでしょうが、横で見ていた者としてはよくぞ6年も耐えたと賞賛したいと思います。私だったらさっさと1年で辞めていたでしょう。
先輩が1人消えるということで、私を引き止めようとしていました。
しかし私だって辞めたい!!
横で毎日行われるパワハラの矛先を向けられても困るし、給料低いし、将来が心配だし、家も遠かったので段々体にガタがき始めており、駅で倒れたりする事もあったので、これ以上先延ばしする気は毛頭ありませんでした。
結局辞める間際まで「気は変わらないか?」「もうちょっと続けてみないか?」「本当に辞めるの?」としつこく引き止められましたが、力づくで辞めました。
退職後は神社には1度しか顔を出していませんが、仕事の出来ない後輩と一緒に残された先輩は、新人がまとめて4人も入ってきたこともあり、かなりしんどそうでした。
先輩ごめんなさい。逃げました。
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トップバッターは私。ごく普通の辞め方です。
うちの神社の場合、毎年秋口になると巫女全員が面談を受けます。何をするのかというと、「来年も続ける?よね?」と確認するのです。
今思うと正社員なのに何でそんな派遣社員か何かのような面談をしていたのでしょう。きっと皆が数年で辞めて行くので、毎年確認していたのでしょうか。
私は4年間巫女として奉仕していました。定年は30歳までで、入社する際は定年まで勤められたらいいなあと思っていましたが、入ってすぐに先輩達の人格に問題を認め、夏頃は本気で辞めようかと思ったりしましたが、それも落ち着いてもう少し続けてみようと思いました。
しかし、収入の面や労働環境にも少々問題があり、30まではやっていられないなあ、と1年目の終盤には考え始めていました。
給料の昇給率等を計算した所、30まで続けたとしても手取りで300万に満たない事に気付いてしまったのが大きな原因だったかも知れません。
1年目は賞与が半分しかないので2年目を見てみると、手取り約240万。30での手取りの推定が約270~280万………。退職金が上乗せされるとはいえ、30にもなってその額はちょっと………と考えてしまいます。
それに30になったからと放り出されても再就職が難しいだろうと考えてしまうし、20代半ばじゃないと大した経験もない状態で転職は難しいだろうと思いました。
なので25か26歳で辞めようと1年目か2年目辺りには決めていました。
最初は25歳で辞めようと思っていましたが、Aさんを矢鱈と妬んでいた先輩Bさんが派手な騒動を引き起こし派手な辞めかたをした為(いずれ書きます)、その騒動の只中では「辞めさせてくれ」などと言えるはずもなく、ずるずると4年目に突入してしまいました。
出来るだけ残る人に負担の少ないタイミングを考えていました。4年目で辞めるのがいい時期だったのです。
翌年以降にすると他の先輩や後輩と同時になりそうだし、何より私がトップの巫女になりかねないのもイヤでした。後輩が非常に仕事の出来ない子で、いっそいない方が仕事減るんじゃない?というレベル。その子と2人残されてそこに新人が………というのは絶対に避けたかった。
それで秋口ではなくて春には退職の意思を伝えて認められていました。そのまま安穏と退職できるはずでしたが、冬の初めになって退職予定ではなかった先輩が退職を希望した為、多少揉めました。
先輩はどういうわけか神主さんに冷遇されており、周囲に他の職員やバイトさんがいる中大声で叱責されたり、仕事中に呼び出されては3時間くらい因縁つけられて説教されていました。
退職すると言った前日にも派手に怒鳴られていたので、おそらくいい加減我慢できなくなったのだと思います。世に言うパワハラでした。辛く当たられたからって辞めるのは意志が弱いとか軟弱だと言う人もいるでしょうが、横で見ていた者としてはよくぞ6年も耐えたと賞賛したいと思います。私だったらさっさと1年で辞めていたでしょう。
先輩が1人消えるということで、私を引き止めようとしていました。
しかし私だって辞めたい!!
横で毎日行われるパワハラの矛先を向けられても困るし、給料低いし、将来が心配だし、家も遠かったので段々体にガタがき始めており、駅で倒れたりする事もあったので、これ以上先延ばしする気は毛頭ありませんでした。
結局辞める間際まで「気は変わらないか?」「もうちょっと続けてみないか?」「本当に辞めるの?」としつこく引き止められましたが、力づくで辞めました。
退職後は神社には1度しか顔を出していませんが、仕事の出来ない後輩と一緒に残された先輩は、新人がまとめて4人も入ってきたこともあり、かなりしんどそうでした。
先輩ごめんなさい。逃げました。
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神職として必要な様々な技能を持つけど巫女のAさん。
笛も得意です。ちなみに笛ほどではないのですが、笙も吹けました。
巫女さんでも雅楽を習う神社もあるそうですが、うちの神社はそういうのはありませんでしたので、楽器が出来る巫女はAさんのみ。神主さんがみんな何かしらの楽器を習得する義務がありましたが、若手の人はまだあまり上手くなくて、祭典での奉仕デビューはまだでした。
丁度笙の奉仕が足りない時期だった為、祭典時にはAさんに笙を吹いてもらうことになりました。これはごく当たり前の判断だと思うのですが、やっぱり先輩巫女さん達には面白くなかったらしい(苦笑)
この件に関しては先輩達でも何とも思わない人とそうでない人に分かれていましたが、思う人は本当に面白くなかったらしい。
笙という楽器は非常に面倒な楽器で、使うときには炭火やら電気コンロ等で温めなくてはいけないし、終ったら終ったでやっぱり温めて中を乾燥させないと中でカビが生えたり虫が湧いたり(ぎゃー)してしまう。
そういう手間もあるし、楽器の奉仕をする伶人さんは伶人さん用の装束に着替えないといけないし、祭典奉仕する神主さん達が来る前に神殿にスタンバイしてチューニング(音の状態を確認とか)もしておかなくてはならない。
入場退場時にも楽がいるので初めから終わりまでず~っと神殿にいなくてはならない。笙は乾燥させないといけないので終っても暫くは神殿から動けない。乾燥後はまた着替えないといけない。
というのは当たり前の話なのですが、先輩はこうのたまった。
「Aさんが全然神殿の準備とかしてくれないし、片付けもしないんだもん。ズルイよ」
………はい?
別に先輩が1人で準備している訳ではなく、他の巫女さんもやりますし下っ端の神主さんだってやります。Aさんも楽器の準備という名の祭典の準備をしているのです。
片付けも手の空いている人から加わって行きます。
で、Aさんが身動き取れないのは分かっているので、神主さんだって何にも言いません。笙はきっちり乾かさないと面倒なことになり、多額の修理代がかかるからです。
Aさんだってお茶飲んで遊んでいる訳でもなく、乾かして着替えたら素早く戻って来て、片付けの終盤には加わっているのです。でも先輩は不満だったらしい。
挙句にこう言った。
「私だって楽器とかやってみたいよー」
じゃあ練習しなさいよ、って話です。
ちなみにこの先輩、この後も楽器などやることもなく、2年後に壮絶な辞め方で退職して行きましたが、それはまたの機会に………
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笛も得意です。ちなみに笛ほどではないのですが、笙も吹けました。
巫女さんでも雅楽を習う神社もあるそうですが、うちの神社はそういうのはありませんでしたので、楽器が出来る巫女はAさんのみ。神主さんがみんな何かしらの楽器を習得する義務がありましたが、若手の人はまだあまり上手くなくて、祭典での奉仕デビューはまだでした。
丁度笙の奉仕が足りない時期だった為、祭典時にはAさんに笙を吹いてもらうことになりました。これはごく当たり前の判断だと思うのですが、やっぱり先輩巫女さん達には面白くなかったらしい(苦笑)
この件に関しては先輩達でも何とも思わない人とそうでない人に分かれていましたが、思う人は本当に面白くなかったらしい。
笙という楽器は非常に面倒な楽器で、使うときには炭火やら電気コンロ等で温めなくてはいけないし、終ったら終ったでやっぱり温めて中を乾燥させないと中でカビが生えたり虫が湧いたり(ぎゃー)してしまう。
そういう手間もあるし、楽器の奉仕をする伶人さんは伶人さん用の装束に着替えないといけないし、祭典奉仕する神主さん達が来る前に神殿にスタンバイしてチューニング(音の状態を確認とか)もしておかなくてはならない。
入場退場時にも楽がいるので初めから終わりまでず~っと神殿にいなくてはならない。笙は乾燥させないといけないので終っても暫くは神殿から動けない。乾燥後はまた着替えないといけない。
というのは当たり前の話なのですが、先輩はこうのたまった。
「Aさんが全然神殿の準備とかしてくれないし、片付けもしないんだもん。ズルイよ」
………はい?
別に先輩が1人で準備している訳ではなく、他の巫女さんもやりますし下っ端の神主さんだってやります。Aさんも楽器の準備という名の祭典の準備をしているのです。
片付けも手の空いている人から加わって行きます。
で、Aさんが身動き取れないのは分かっているので、神主さんだって何にも言いません。笙はきっちり乾かさないと面倒なことになり、多額の修理代がかかるからです。
Aさんだってお茶飲んで遊んでいる訳でもなく、乾かして着替えたら素早く戻って来て、片付けの終盤には加わっているのです。でも先輩は不満だったらしい。
挙句にこう言った。
「私だって楽器とかやってみたいよー」
じゃあ練習しなさいよ、って話です。
ちなみにこの先輩、この後も楽器などやることもなく、2年後に壮絶な辞め方で退職して行きましたが、それはまたの機会に………
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巫女になるのには特に資格は必要ないのですが、中には私のように神職の資格を持っている巫女さんも存在します。そのほとんどが神職になりたかったけど求人がなかったので巫女になって人だと思います。
私の同僚にもそういう資格持ちの巫女さんがいました。彼女は皇學館大學の出身で、舞も出来るし(免許まで持っていました。先輩達とは比べ物にならないレベル)、笛もものすごく上手で(多分神主さん達とは比べ物にならないレベル)、祭式の作法も完璧で、神道に関する知識も豊富でした。はっきり言って巫女にしておくのは勿体無いなあという人でした。
神主を医者とすれば、巫女は看護助手のようなもの(資格がいらないから看護師ではない)。そう考えると資格持ちの巫女というのは、医師免許持っているのに看護助手という微妙な存在です。
資格の有無に関わらず給料は変わりません。でも神主さんにとってはある程度知識がある分、使い易い面もありアレコレ頼まれることも多い。少なくとも全くの新人さんと違い、最初から祭典の進行順序や道具の名前なんかは知っていますから。
但し、色々知っているがゆえにうっかり突っ込みを入れたりすると、イヤそうにする方もいます。違うままやっても困ると思うのですが。
下手に能力が高いのも面倒な事になるというのが、先程の様々な技能を持っていた巫女・Aさんでした。
その能力を活かす方向で考えている神主さんとそうでない神主さん、その能力を妬む先輩達で対応が真逆だったのがまた混乱のモトだったように思います。
最初の出来事は舞の指導に付いてでした。
今までは先生を呼んだりすることもなく、年に1回何人かが講習会に行くかどうかという程度で、基本は先輩に教えてもらうだけ。その先輩にしてもちゃんと習ったことがない(講習会に行ったこともなかったり)ので、実際に講習会に行ったら直されまくりでした。
しかしAさんはその講習会の先生と同じ指導の免許を持っていました。当然明らかに上手いのです。動きも美しい。
そこで祭祀担当の神主さんから「Aさんに舞を習いなさい。先輩達も習うといいよ」と言ったのが発端。先輩と言っても3歳くらいしか変わらないのだし、上手い人に習って技を磨けばいいと思うのですが、先輩達は相当面白くなかったらしい。
そこでAさんに先輩全員で「舞の指導を辞退しろ!」と迫った。
Aさんは「私が勝手に辞退することは出来ません!」と断った。
そうしたら今度は先輩達が祭祀担当の神主さんに「Aさんに指導させるのは辞めさせて下さい!」と迫った………
どんだけ心狭いんや………と横で見ていて思いました。
熱心に舞の練習に打ち込んだ訳でもない先輩達と、かれこれ10年はその道で頑張ってきたAさん。Aさんより劣るのも無理からぬ話で、タダで先生に見てもらえるんだから得な話では………とは考えられなかったようです。
結局Aさんが指導することはありませんでした。ただこっそりと私と2人だけで練習する時だけ、色々アドバイスしてくれましたが、絶対秘密厳守状態でした。
とりあえず舞いに関してはひと段落………でしたは、先輩達の妬みの火種はまた別の所で炎上することに………
人気ブログランキングへ 2に続く………
私の同僚にもそういう資格持ちの巫女さんがいました。彼女は皇學館大學の出身で、舞も出来るし(免許まで持っていました。先輩達とは比べ物にならないレベル)、笛もものすごく上手で(多分神主さん達とは比べ物にならないレベル)、祭式の作法も完璧で、神道に関する知識も豊富でした。はっきり言って巫女にしておくのは勿体無いなあという人でした。
神主を医者とすれば、巫女は看護助手のようなもの(資格がいらないから看護師ではない)。そう考えると資格持ちの巫女というのは、医師免許持っているのに看護助手という微妙な存在です。
資格の有無に関わらず給料は変わりません。でも神主さんにとってはある程度知識がある分、使い易い面もありアレコレ頼まれることも多い。少なくとも全くの新人さんと違い、最初から祭典の進行順序や道具の名前なんかは知っていますから。
但し、色々知っているがゆえにうっかり突っ込みを入れたりすると、イヤそうにする方もいます。違うままやっても困ると思うのですが。
下手に能力が高いのも面倒な事になるというのが、先程の様々な技能を持っていた巫女・Aさんでした。
その能力を活かす方向で考えている神主さんとそうでない神主さん、その能力を妬む先輩達で対応が真逆だったのがまた混乱のモトだったように思います。
最初の出来事は舞の指導に付いてでした。
今までは先生を呼んだりすることもなく、年に1回何人かが講習会に行くかどうかという程度で、基本は先輩に教えてもらうだけ。その先輩にしてもちゃんと習ったことがない(講習会に行ったこともなかったり)ので、実際に講習会に行ったら直されまくりでした。
しかしAさんはその講習会の先生と同じ指導の免許を持っていました。当然明らかに上手いのです。動きも美しい。
そこで祭祀担当の神主さんから「Aさんに舞を習いなさい。先輩達も習うといいよ」と言ったのが発端。先輩と言っても3歳くらいしか変わらないのだし、上手い人に習って技を磨けばいいと思うのですが、先輩達は相当面白くなかったらしい。
そこでAさんに先輩全員で「舞の指導を辞退しろ!」と迫った。
Aさんは「私が勝手に辞退することは出来ません!」と断った。
そうしたら今度は先輩達が祭祀担当の神主さんに「Aさんに指導させるのは辞めさせて下さい!」と迫った………
どんだけ心狭いんや………と横で見ていて思いました。
熱心に舞の練習に打ち込んだ訳でもない先輩達と、かれこれ10年はその道で頑張ってきたAさん。Aさんより劣るのも無理からぬ話で、タダで先生に見てもらえるんだから得な話では………とは考えられなかったようです。
結局Aさんが指導することはありませんでした。ただこっそりと私と2人だけで練習する時だけ、色々アドバイスしてくれましたが、絶対秘密厳守状態でした。
とりあえず舞いに関してはひと段落………でしたは、先輩達の妬みの火種はまた別の所で炎上することに………
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