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瑞穂
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女性
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4年間巫女として奉仕していましたが、今は普通の仕事しています。
巫女の実情について色々書いていきますが、現実を知って幻滅したくない方は読まないようにして下さい。
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神職の資格を取ったものの、神職として奉仕させてくれる神社がなく、かろうじて巫女でなら雇ってくれる神社を見つけ、そこで4年間奉仕ししていました。 今は普通の仕事をしていますが、当時を振り返り注目度が高い?巫女の実情を嘘偽りなくお話します。
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 もっとも酷い扱いだったのは忌引でした。
 タイミングも悪かったとは思うのですが、幾らなんでも酷いでしょ!?という話です。

 事の起こりは年末のある日、世間が浮かれるクリスマス当日でした。
 正月に向けての最終調整の只中、社務所の電話が鳴った。

「はい、×××神社です」

「すみません、Tの母ですが、Tはおりますでしょうか?」

「はい、少々お待ち下さい」

 保留にしてから社務所内にいたT先輩を呼び、先輩は電話に出た。短い会話の後、先輩が困った顔で言った。

「おじいちゃんが亡くなったそうです。今から帰って来いって」

 普通は身内に不幸があったのなら、急いで帰って貰うものだと思うのですが、どういう訳かS課長はキレた。

「は? 今から帰る? 馬鹿! 何言ってんだよ、こんの忙しい時に帰るのか? で、5日も休むって?(規定で祖父母の不幸の場合は5日忌引でした) ふざけんなよ!」

 とブチ切れていました。
 周囲の神主&巫女はそれをかなり引いた目で見ていました。烈火のごとく起こった様子で怒鳴り散らす課長とその腰巾着の課長補佐。
 黙ってそれを聞く先輩。

 おいおいおい、どーすんだよ先輩に忌引取らせないつもりかよ?
 誰もがそう心配し始めた所に、S課長よりも序列は上のC課長が現れた。

「ん? Sさん何怒ってんだ?」

 事情を聞いたC課長は、びっくりした様子で、

「何? おじいさんが亡くなった? そりゃ大変だ、後の事は残ったので何とかするから、早く帰りなさい」

 そう、これがごく普通の反応です。
 確かにT先輩は正月予約祈祷の受付担当もしていますが、他の巫女や神職でも代わりを勤められる人もいるのですが………

 T先輩はC課長の言葉に従い、急いで帰って行きましたが、忌引中も毎日何回も電話していたので、全然葬儀に集中できなかったみたいです。

 身内に死に打ちひしがれている最中だというのに、ああいう言葉を浴びせるような人が複数いる。そんな職場でした………
 横で見ていて気持ちのいいものじゃなかったですけど。

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